【経口避妊薬,緊急避妊薬,経口中絶薬】の違いって?
2023/05/22
こんにちは!
今回は女性の避妊薬、中絶薬について書いていこうと思います。
経口避妊薬、緊急避妊薬、経口中絶薬の違いについてわかりづらいかと思いますので最初に簡単にまとめます。
・経口避妊薬は服用期間中の『妊娠を阻止する薬』 ・緊急避妊薬は性交渉後の『妊娠を阻止する薬』 ・経口中絶薬は望まない妊娠をしてしまった場合に『胎児をおろす薬』 |
それぞれ詳しく書いていきますね。
経口避妊薬(ピル)は、2種類の女性ホルモンを配合したお薬です。
飲み忘れずに正しく飲めば、避妊の確立は100%に近いです。
避妊目的以外でも生理不順、PMS、月経痛、過多月経、子宮内膜症の治療で使われる場合もあり、
月経の悩みを楽にしてくれます。
一般的な服用方法は、
21~24日間毎日1錠ずつ服用 → 4~7日間服用を休む(月経が起こるようにするため) → 再び服用を開始
飲み忘れないようにするため、休薬期間中もホルモンを含まない錠剤(プラセボ)を服用します。
緊急避妊薬は、避妊しないで性交渉した場合など避妊に失敗した場合に行う避妊法です。
性交後72時間以内に服用することで、避妊効果を示します。早ければ早いほど避妊効果が上がります。
ですが緊急避妊薬の避妊効果は8割程度しかありませんので、通常行う避妊法としては不向きです。
普段の避妊には経口避妊薬など、より効果の高い方法を行ないましょう。
3週間以内に月経がこない場合は必ず妊娠していないか確認してください。
また、飲んだ後の出血はいつ来るか分からずいつもの生理からずれます。
排卵を遅らせるため一時的に妊娠しやすくなるので、薬を飲んだ後も次の月経がくるまでは
きちんと避妊をしてください。
経口中絶薬は人工妊娠中絶を行なうお薬です。
世界では70カ国以上で使用されているといわれていますが
つい先日、日本でも今後使用できるようになることが決定しました。
経口中絶薬は、これまで選ばざるを得なかった手術とは異なり、子宮を傷つけるリスクは低いとされています。
国内の治験では、服用後24時間以内に93%の中絶を確認しました。
妊娠継続に必要なホルモンの働きを抑えて妊娠の進行を止めるミフェプリストンを服用したあと
36~48時間後に子宮を収縮させるミソプロストールを服用します。
対象になるのは、妊娠9週までの妊婦です。
3種類のお薬の違いはイメージできたでしょうか?
現在、緊急避妊薬を病院を受診せずに直接薬局で購入できるようにして欲しいという動きがあります。
いろんな意見がありますが、女性が自分自身で身を守れる制度ができることを願っています。
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